今回は、あいめこさんの『パソコンも持ってなかった私がTwitterで年商1億円稼ぐ理由。』の中から、気になる部分をピックアップして解説するコーナーです。
第1回目はこの一節です。
話は、2020年4月7日までさかのぼります。
皆さんはこの日を覚えていますか?
全国で初めて「新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言」が発令された日です。
(略)
私はそのときといえば「なんだか大変なことになったぞ!」とは思いましたが、同時に「これはもしかしたらビジネスチャンスになるのかも」という思いが頭をよぎりました。
そして「今、この場面でお金が余っている人たちは、誰だろう?」と考えました。
私の仕事のポリシーは「お金が有り余っているところからお仕事をもらうこと」です。
『パソコンも持ってなかった私がTwitterで年商1億円稼ぐ理由。』著・あいめこ
あいめこさんは「コロナ禍になってお金が有り余っている人」は誰かと考えた結果、
- 夜、飲み歩くことができなくなった人たち
- 働く場所を一時的に失った人たち
をマッチングする「オンラインキャバクラ」というビジネスを作りました。
実はこの
「お金が有り余っているところからお仕事をもらうこと」
という部分、自分が会社員時代に上司から言われていたことでもありました。
そして会社員を辞めた後も気づいたらこの考えでやっていました。
だからこの言葉を見た瞬間に「これこれこれ!」と思いました。
「お金が有り余っているところからお仕事をもらうこと」というのは
- 会社員の給料アップ
- 副業、個人事業で稼ぐ
- 新しい事業で稼ぐ
ときに大事な考え方なので、それぞれ見てみましょう。
なお、この記事は、書評ではありません。
本を読んで「自分がピンときたこと」を書いています。
給料アップしたければ「お金が有り余っているところ」に行こう
会社員の給料って、「何」で決まってると思いますか?
いろんな要素がありますが、私がいろんな業界・企業・職種を見てきて思ったのは
- お金が有り余っている業界・企業・職種:給料が高い
- お金がカツカツの業界・企業・職種:給料が低い
です。

利益のパイが大きいところほど、給料として配分ができます。
利益のパイが少ないところは、どれだけがんばっても給料として見合った配分ができません。
「ない袖(そで)は振れぬ」という言葉がありますが、本人の能力の前に、配分できる利益のパイがどれくらいあるかが重要です。
「なんで自分の給料はこんなに低いんだ!上がらないんだ!」
と思っている人に確認してほしいのは
「自分がいるところがお金がカツカツの業界・企業・職種ではないか?」
です。
もしそうなら、そこから抜け出して
- お金が有り余っている業界
- お金が有り余っている企業
- お金が有り余っている職種
に変わるだけで、給料が簡単にアップしたりします。
「何言ってるの! 日本自体がカツカツじゃない!」
と思う人は「お金が有り余っている国」に行きましょう。
もちろんこれは「給料」という面でしか見ていない話ですが、給料が増えるだけで簡単に人生の見通しは変わります。
副業、個人事業で稼ぎたければ「お金が有り余っているところ」に行こう
副業
会社員で副業をしたい人は、どんな副業をやればいいでしょうか?
「自分の好きなことをしながら稼ぎたい」
という人も多いですが
「好きなことはしているけど全然稼げない」
のが現実だったりします。
原因として考えられるのが
「稼げない場所で副業をしている」
です。
魚釣りをするときに
- 魚がたくさんいる場所
- 魚がほとんどいない場所
のどっちで魚を釣りたいでしょうか?
おそらく多くの人は「魚のたくさんいる場所」を調べると思います。

魚釣りをするなら、魚がたくさんいるところを探す。
そうすれば、たくさんの魚を釣ることができます。
副業で稼ぎたいなら、お金が有り余っているところを探す。
そうすれば、たくさんのお金をもらうことができます。
でも「稼げるところ」がスポーンと抜けていて、とりあえず自分が好きなこと、得意なことで何かできないかとはじめてしまいがちです。
「お金を稼ぐ」ことにこだわるなら、「お金が有り余っているところ」を探しましょう。
個人事業
例えばプロ野球選手やサッカー選手も個人事業主です。
年棒が億単位になる人もいます。
一方、超一流の選手なのにアルバイトをしないと食えないスポーツもあります。
どっちも同じスポーツですが、お金の流れが全然違います。
そのスポーツに対してお金を払う人がたくさんいるかどうかです。
個人事業主・フリーランスとしてお金を稼ぐときも同じです。
お金が有り余っているところを探しましょう。
新しい事業で稼ぎたければ「お金が有り余っているところ」に行こう
自分でゼロから事業を作り出すときもお金の流れが重要です。
自分が作った商品やサービスに「お金を払ってくれる人」がいなければ、事業は成立しません。
例えば新しいサービスを思いついたときに、そのユーザーが
- お金が有り余っている人
- お金がカツカツの人
だったときに、どっちが成功しやすいかということです。
「こんなに素晴らしいサービスがあるのになぜ誰も利用しないのか?」
と思っていても、お金を払えない・払おうとしない人を相手にするのは厳しいです。
稼ぐことにこだわるなら、最初から「お金が有り余っている人」を相手にして、その人たちが欲しい商品やサービスを作ります。
- なんとなく商品やサービスを作る
- なんとなく商品やサービスを売る
ではなく
- お金が有り余っている人を探す
- その人たちが欲しい商品・サービスを作る
- その人たちに売る
わけですね。
私が「会社」を相手に仕事をしている理由
最後は、私の話です。
自分の取引先を一覧にすると、すべて「会社(法人)」です。
セミリタイア(サイドFIRE)しているので
「無理に拡大して稼ぐ必要がない」
というのもありますが、個人を相手に仕事をしていません。
会社員時代、上司から
「個人が払う10万円と会社が払う10万円は意味が違う」
と言われたことがありました。
最初は
「いやいや、10万円は10万円でしょ」
と思っていましたが、全然違いました。
- 個人が10万円を支払う感情
- 会社が10万円を支払う感情
が違うのです。
個人にとってはちょっとしたまとまった金額になりますが、会社にとってはよくある経費の1つでしかありません。
上司からは
「同じ10万円でも個人より会社の方が支払に抵抗がない」
と言われました。
個人に比べて
「持っているお金の量が全然違う」
からです。

自分も気づけば会社を相手に仕事をしています。
ちなみにネットビジネスでは、個人向けに
- 1,000円を100人分集める=10万円
と広く薄く稼ぐのが1つのモデルになっています。
これも稼ぎ方としては正解ですが、「100人」を相手にしないといけないのがデメリットです。
自分はストレスを減らすためにできる限り取引先を絞ってやっています。
「どうやって会社相手の仕事を見つけるんですか?」
と聞かれますが、自分の場合は「紹介」が中心です。
大量の個人を集めるならインターネットやSNSですが、個々の会社は昔ながらの「紹介」の方が信頼性が高くて話が早かったりします。
まとめ
今回は、あいめこさんの『パソコンも持ってなかった私がTwitterで年商1億円稼ぐ理由。』の中から、気になる部分をピックアップして解説しました。
そして「今、この場面でお金が余っている人たちは、誰だろう?」と考えました。
私の仕事のポリシーは「お金が有り余っているところからお仕事をもらうこと」です。
『パソコンも持ってなかった私がTwitterで年商1億円稼ぐ理由。』著・あいめこ
- あいめこさん:コロナ禍で「夜、飲み歩くことができなくなった人たち」を相手にオンラインキャバクラを開発
- 自分:取引先を「会社」に絞る
と、具体例はもちろん全然違いますが
「お金が有り余っているところからお仕事をもらう」
という部分は共通しています。
- 会社員の給料アップ
- 副業、個人事業で稼ぐ
- 新しい事業で稼ぐ
ときのヒントになればうれしいです^^
あいめこさんがオンラインキャバクラを立ち上げるにあたってどんな行動を起こしたのかは、ぜひ著書をお読みください。
アイデアを考えつくことは誰でもできることですが、それを形にできる人はごくわずかです。
- 前例がない中でどうやって最初の一歩を踏み出したのか
- 費用はいくらかかったのか
- 集客でTwitterをどう活用したのか
- 重要なのは「○○○」と「○○○○」
- この事業を行うことで本当に得たものは何か
が書かれています。