昔からいろんな会社や個人事業主を見てきて思うのは、
「生き残ることの重要性」
です。
一発勝負でガツンと稼ぐのももちろんカッコいいのです。
でも、生き残った人が語っているだけで、その後ろにはたくさんの屍(しかばね)があったりします(生存者バイアス)。
自分は、自身のことを
「すごい人ではない」
と思っているので、いつも思うのは「生き残るためにどうするか」です。
生き残ってさえいれば
「次のチャンス」
が目の前を通ることもあります。
仮に今は地面すれすれで低空飛行だとしても、どこかでふわっと風が吹いて、それに乗って上昇することもあります。
でも今、飛んでいなければ、風をつかむことすらできません。
宝くじを買わなければ、宝くじに当たることは絶対にないのです。
そもそも、誰もがずっと右肩上がりの人生を送る・・・なんてことはありません。
自分はよくても日本あるいは世界が右肩下がりになって、その大きな流れに巻き込まれることもあります。
今回のコロナはその1つといえます。
そんな中で「どうやって生き残るか」を常に考えています。
投資の世界には「分散投資」という言葉があります。
しかし今や世界がつながりすぎて、分散して投資してもコロナショックみたいなことがあると「全部落ちる」結果になります。
昔はアフィリエイトサイトでも「異なるジャンルに分散してサイトを作ってリスクヘッジする」という考え方がありました。
しかしこれもGoogleコアアプデで全部ダメになった方の話をよく聞きました。
異なるジャンルだとしても、同じ手法で作っていたわけです。
いずれも、表面的には分散しているようで根本的には分散できていなかったわけですね。
自分も20代までは「給料オンリー」でした。
1つの会社に依存していました。
「不安」なのは依存先が1つだからです。
「不安定」なのも依存先が1つだからです。
会社の給料に依存しなくてすむにはどうしたらいいかを考えました。
30歳以降、アフィリエイトに出会ってから、
「ああ、給料以外に稼ぐってこういうことなのか」
と気づいてから、給料以外の収入源を増やしました。
複数の収入源を作って、会社の給料に依存しなくてすむようになりました。
脳性麻痺という障がいを持ちながら小児科医として活躍し、現在は東京大学先端科学技術研究センターで障がいと社会の関係について研究をされている熊谷晋一郎先生は、「自立」について次のように語っています。
「自立」とは、依存しなくなることだと思われがちです。
でも、そうではありません。
「依存先を増やしていくこと」こそが、自立なのです。
これは障害の有無にかかわらず、すべての人に通じる普遍的なことだと、私は思います。
出典「自立とは「依存先を増やすこと」|全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)」
自分は複数の収入源を作って、「依存先を増やした」ことで、会社を辞めることができました。
これがもし1つの収入源だったら、会社を辞めても不安で不安定は変わらなかったでしょう。
副業や投資がうまくいって、
会社を辞めることができて、
自分は「自立」したぞ!
・・・と思ったら、実は「孤立」していた、なんてこともあります。
それを解決する1つのヒントは「依存先を増やす」ことです。
2021年は収入源をもう1つ増やそうと新しい挑戦をした1年でした。
いろんな方に助けていただき、軌道に乗りました。
2022年も引き続きその挑戦を続けて、さらにもう1つ増やそうと考えています。
今後も依存先を増やして、生き残っていきたいと思います。