自分はブログを作るときに結構、後からブログ名を変えます(このブログも数回変わってます…)。
しかし、会社名(商号)は気軽に変えるわけにもいきません。
会社名の変更は登記が必要なので、お金がかかります(登録免許税だけで3万円)。
印鑑を新しく作り直して、銀行や税務署などで変更手続きをしないといけません。
最初に決めたら、できれば変えずに同じ名前を使い続けたいところです。
今回は実際に会社名を決めたときの経験から、後から変更しないために注意した方がいいと思う点を3つご紹介します。
会社名を決めるときの参考になれば幸いです。
ひとり会社設立体験談
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1.独自ドメインを取得できる名前か。
ホームページを作るなら必須
自分の会社のホームページを作る予定がある場合には、最初から
- 会社名
- ドメイン名
をセットで考えましょう。

例えば「株式会社ひとり会社」なら、「hitorikaisha.com」や「hitorikaisha.net」などがとれるかどうかです。
会社名には「同じ住所で同じ会社名はダメ」というルールはありますが、同じ住所になるレンタルオフィスで気をつけておけば大丈夫です。
しかし、ドメイン名は既に誰かが使っていたら、そもそも使えません。
失敗事例:メールアドレス取得時に気づいた
自分は会社のホームページを特に作るつもりはなかったので、会社名を考えるときにドメイン名まで考えませんでした。
しかし後からメールアドレスのために独自ドメインを取得するときに気づきました。
メールなので短くしたいのに、短いものほど既にとられているのです。
自分の会社は妻がもっていたフランス語の辞書から言葉を選んでつけたものです。
1番使いたかったものはフランス語圏のホームページで使われていました。
最初から決めておけばよかったと反省しました。
会社名とドメイン名はセットで!
簡単に検索できるので、会社名を決める際に確認しましょう。
自分はムームードメインを使っています。
公式>>ムームードメイン
2.既にある会社とかぶっていないか。

(1) 不祥事を起こした会社とかぶってないか?
自分が使いたい会社名をGoogle検索したときに、既にある会社が不祥事を起こしていると、ネガティブな情報が上位に出てきます。
自分の会社は関係ないとしても会社名がかぶっていると微妙なので、避けるべきでしょう。
(2) 有名企業とかぶってないか?
この他にも有名な企業と会社名やドメイン名かぶると、どこで権利関係の問題が起こるのかわからず怖いです。
「株式会社Goo〇le」とか「株式会社ディ〇ニー」なんて名前をつけたら怖くて夜も眠れません。
なお、アメリカではマイク・ロウ(Mike Rowe)さんが自身の名前にソフトウェア(Soft)をつけた「mikerowesoft.com」というドメイン名を取得し、マイクロソフト社から訴えられた話もあったりします。
(3) 同業他社とかぶってないか?
最後に同業他社で似たような会社名はまぎらわしいので避けたいところです。
間違えた人からお問い合わせがきても、対応するのが面倒です。
(参考)国税庁法人番号公表サイト
「国税庁法人番号公表サイト」を利用すると、全国の会社情報(会社名・所在地)が検索できます。
会社名を決めるときには、事前に検索してみるとよいでしょう。

関連>>【法人番号で何がわかる?】仕事・会社設立・不動産投資で使える方法3選
3.声に出して読みやすいか。恥ずかしくないか。
必ず会社名は声に出そう
名前を決めるときは、実際に声に出してみましょう。
会社名は「株式会社」や「合同会社」を必ず含みます。
「XYZ」と決めた場合も、「株式会社XYZ」や「XYZ株式会社」で声に出すとどう聞こえるかも確認しましょう。
実際に会社名を呼ばれる機会としては、自分の場合は銀行窓口が多いです。
会社名を何度も呼ばれて恥ずかしい名前になっていないかも注意した方がいいでしょう。
特に「文字」ではそうではないのに、「音」にすると他の意味(特にマイナスの意味)に取られる言葉に似ていたりしないでしょうか。
失敗事例:フランス語はなじみなさすぎ問題
自分の会社の名前はフランス語が由来です。
「カタカナ」にしているものの、日本語でも英語でもないので誰もなじみがありません。
特に電話の場合は伝わらないこともあり、会社を設立した最初の頃はよく聞き返されてちょっと苦労しました。
なお、珍しい名前なので、あいさつに行くと必ず会社名の由来を聞かれます。
ここから会話が広がることもあるので、良い面もあります。
まとめ
今回紹介した注意点は次の3つです。
- 独自ドメインを取得できる名前か。
- 既にある会社とかぶっていないか。
- 声に出して読みやすいか。恥ずかしくないか。
後から名前を変えなくていいように、最初にバシッと決めてしまいましょう。
決められないときは他人に決めてもらうのもあり。
今回は会社名を決めるときの注意点を書きましたが
「自分だけでは、なかなかいい名前が決められない」
という悩みもあると思います。
そういうときは、自分で決めずに他人に決めてもらうのもアリです。
クラウドワークスやランサーズを見ると、「会社名」と「会社ロゴ」を同時に募集しているケースもあります。
そのまま会社の名刺を作るのもいいですね。
公式>>クラウドワークス
公式>>ランサーズ
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