自分が会社を退職を決めたときに最初にやったのが
今の会社でやり残したことリスト
を作ることでした。
退職予定日までの残された時間の中で
自分が今の会社でやり残したことはないかか?
と考えました。
別にこれは退職を考えていなくても作ってみてください。
目の前の仕事に忙殺されているうちに、自分が何をやりたかったのかを忘れていくからです。
やり残したことを探す
今の会社でやり残したことはないでしょうか。
一度、時間を取って考えてみてください。
私の場合、夜、みんなが寝てからカフェに行って、ひとりで静かに何度も考えました。

でも
「やり残したこと、と言われてもすぐ思い浮かばない」
という方のためにヒントを紹介します。
入社当初にやりたかったことは?
会社に入るとき、多少なりともその会社でしたいことがなかったでしょうか。
それを書き出してみましょう。

あまりに大きすぎることを思いついている場合は、もっと具体的に実現可能な形にしましょう。
その中から、入社後に既にやったことは消します。
残ったことが、今の会社でまだやっていないことです。
さらにその中から今でもやりたいことに〇をつけます。
会社から言われてやることではありません。
自分がやりたいと思うことです。
辞めたらできなくなることは?
もう1つヒントです。
会社を辞めたらできなくなることを考えましょう。
例えば
- 個人ではできない大きな仕事の経験
- 仕事の中で身につくスキルの獲得
- 総務経理の知識の獲得
- 会社のブランドがないと会えない人との出会い
が私は思い浮かびました。
自分が気づいていないだけで、その会社にいる間にできることがあるはずです。
例えば総務経理の知識は、退職して個人事業や会社を運営するときに必須です。
私は会社員時代に総務経理の知識を学ぶ機会があったので、退職してからすぐに役立ちました。

また、私の同僚は会社員時代に難関資格の勉強をしていました。
理由を聞いたら
「正直、家に帰ってから勉強時間を作るのが大変。でも、給料をもらっている間は日々のお金のことを考えなくていいので、精神的に余裕がある中でやりたい」
と言っていました。
これは会社とは直接関係ありませんが、「会社員という身分の間」にやりたいことですね。
やり残したことがいっぱいあったら?
残された時間の中で、やり残したことを100%やり切るのは難しいかもしれません。
あるいは、まだ会社を辞めるのが早いのかもしれません。
いずれにしても、リストを作ったら行動あるのみです。
今からどんどんやりましょう。
なんとなく毎日、目の前の仕事をしていると流されてしまいます。
やり残したことがもうなかったら?
逆に退職する気はなかったけど、今の会社でまったくやり残したことがないなら、それは変化のときなのかもしれません。
しかし、いきなり会社を辞めることだけが選択肢ではありません。

- 同じ会社の中でポジションを変える
- 同じ会社の中で部署を変える
- 関連会社に移動する
- 違う会社に転職する
- 退職して独立起業する
といろんな選択肢があります。
会社を辞めるのはその選択肢の1つにすぎません。
私も最初は同じ会社の中でポジションを変えたり、部署を変えたりしました。
しかし、根本的に解決しませんでした。
そのため転職活動をしましたが、条件に合う会社を見つけられませんでした。
最終的に副業をして給料以外の収入源を作れたので、退職して自分の会社を設立しました。
いろんな可能性を探って、その中から自分に合った方法を選びました。
選択肢は1つではありません。
「今すぐ会社を辞めよう!」
とSNSで目立っているインフルエンサーを見てマネをする必要もありません。
私は試行錯誤して、たくさん失敗もしました。
自分に合った方法で、自分にとって現実的な方法を見つけましょう。
そのためにも今の会社でやり残したことリストを作り、今日、1歩踏み出してみましょう。