私がいろんな会社を見てきて、社長には大きな悩みが2つあると気づきました。
- 人の悩み:人材の採用・育成など
- お金の悩み:資金繰り

伝統的な会社の経営資源として
ヒト・モノ・カネ
の3つが言われます。
しかしこのうちの2つが社長の大きな悩みの種になっています。
この悩みを解決する方法の1つが、ひとり社長の雇わない経営です。
雇わない経営が、人とお金の悩みを解決する。

ひとり社長は、その名のとおり「ひとり」で会社を運営します。
従業員を固定給で雇うことはありません。
採用で悩むこともなければ、人材育成で悩むこともありません。
人を雇わないということは、毎月の人件費も発生しません。
人件費には給料のほか、会社負担の社会保険料や通勤手当の負担もあります。
特に社会保険料の負担は、とても大きなものになりました。
人件費の支払いがないことによって、資金繰りはとてもラクになります。
雇わない経営をすることによって、人とお金の悩みが両方解決します。
自分のできる・得意・やりたいことに集中する。

「ひとり社長だと、できることが限られるよね?」
という意見もあります。
その通りです。
売上10~100億円の企業を作りたいなら、ひとりだけでやるのは非現実的です。
でも自分と家族が生活できるレベルであれば、どうでしょうか。
今の時代はひとりでも十分稼ぐことができます。
大きな会社を作ることはできませんが、自分が
- できること
- 得意なこと
- やりたいこと
に集中することで、結果的に稼げます。
関連>>自分と家族の生活費から逆算して最低ラインの売上を決める。
プロに頼んで人件費を変動費化する。
もし自分で
- できないこと
- 苦手なこと
- やりたくないこと
があるなら、お金を払ってプロに頼みましょう。
全部自分でやる必要はありません。
固定給の従業員と違って、必要に応じてプロに頼むので
人件費を変動費化
することができます。

特に売上が減るときは、固定給の従業員だと簡単にクビを切って人件費を減らすことはできません。
人件費を変動費化していると、必要に応じて減らすことができます。
結果、資金繰りで苦しむことが少なくなります。
今はマッチングサービスで、いろんな知識・スキルを持った方と簡単に出会うことができます。
たいていのことはアウトソーシングできるので
- 自分がすべき業務
- 他人に任せても問題ない業務
を1度、仕分けしてみましょう。
繰り返しになりますが、全部自分でやる必要はありません。
関連>>>【好きなことがなくても大丈夫】嫌いじゃないことで生きていく。そして嫌いなことは他人に任せる。
結局、自分はどうしたいのか?
人を雇わないことはメリットもデメリットもあります。
いろんな意見があるでしょう。
従業員を雇って一緒にがんばりたいなら、その覚悟をもって挑めばいいだけです。
でも、それが自分のやりたいことではないのであれば、人を雇う必要はありません。
他人がどう言うかは関係ありません。
他人の目を気にする必要もありません。
1番大事なのは「自分がどうしたいか」です。
どうしたいですか?